近年のグローバル化の特徴

「グローバル化」は、かつてと比べて大きく変わってきています。
英語を企業の公用語にすることより、日本では幹部のグローバル人材のほうが圧倒的に足りていません。

 

近年のグローバル化の特徴は、以下のようなことがあげられます。

 

市場としての「グローバル化」

 

「グローバル化」という言葉は、米国やヨーロッパ、日本などの先進国だけを対象に市場として考えていた言葉でした。これら先進国へ市場を拡大することが「グローバル化」と呼ばれていました。

 

当時、中国は「世界の工場」と呼ばれ、安価な労働力を活用した生産拠点としてしかみなされていませんでした。
つまり、市場としては米国やヨーロッパが、労働力しては中国が、というのが日本の「グローバル化」でした。

 

ところが現在の「グローバル化」は、もはや先進国への進出の意味ではなく、新興国への拡大も含まれています。
市場としてBRICsは当たり前、NEXT11やVITAMINと呼ばれる新興国が台頭してきています。

 

BRICsは、あと10年程度で日本と生活水準が並びます。
NEXT11やVITAMINもあと20年程度で日本にならんでしまうでしょう。

 

「BRICs」とは

ブラジル、ロシア、インド、中国

 

「VITAMIN」とは

ベトナム、インドネシア、タイ、トルコ、アルゼンチン、メキシコ、イラン、イラク、南アフリカ、ナイジェリア

 

「NEXT11」とは

上記VITAMINに加えて、韓国、フィリピン、エジプト、パキスタン、バングラディシュ

 

 

経営の「グローバル化」

 

ターゲットとなる市場が、これだけ世界そのものになってきている今、企業組織自体も「グローバル化」する必要が出てきています。
もはや、日本人の幹部だけで、グローバルマーケットに購買活動をできないのです。
特に営業やブランディング、商品やサービスのカスタマイズは必須です。

 

今後海外展開を視野に入れて新設される企業組織は、初めから海外をまたいだ人材で構成されることになります。

 

現在も日本で成功した企業の世界進出も進んでいますが、日本的経営で成功した構成のままでは、おそらく苦戦を強いられます。
成り立ってきた日本での組織構成まで、否定さぜるを得ないことが増えるからです。

 

海外で勝ち抜く企業になるには、新興国の優秀な人材をどんどん採用して活用できる組織にすること、グローバルな視座を持った日本人を採用して海外展開することが必要とされています。

 

 

 

グローバル化は世界各国へ、運営の中心は日本以外になった